カルビーのポテトチップス実質値上げされる

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カルビーのポテトチップス実質値上げに対する消費者の反応

7月から値上げされる予定

カルビーは7月21日から段階的にポテトチップスの10種類の内容量を5グラム減少させると発表した。特に人気のある「ポテトチップス薄塩味」「コンソメパンチ」「のり塩」は、これまでの60グラムから55グラムへと変更される。この措置の背景には、ジャガイモや油といった主要原料の価格上昇がある。カルビーがポテトチップスの内容量を調整するのは、2021年6月以来、約2年ぶりのことだ。さらに、同社では6月2日より「じゃがりこ」の価格改定も実施される予定となっている。

消費者は値上げに不満

こうした実質値上げの手法に対し、消費者の間では不満の声が上がっている。特に、「容量を減らすのではなく、正直に値上げしてほしい」という意見が目立つ。例えば、過去には「家族で一袋を分けて楽しむことができたのに、今では一人で一袋食べても満足できない量になった」といった感想が寄せられている。物価の上昇が続く中で、消費者の賃金が必ずしも上がっているわけではないため、値上げの影響がより強く感じられるようだ。

袋が大きいと中身が少ないと感じる

パッケージの大きさに対する違和感を訴える声も多い。「袋を開けると中身が少なく、まるで誰かに食べられたかのように感じる」といった意見や、「半分以上が空気で、実際のポテトチップスの量が減ったことがはっきりわかる」といった批判もある。加えて、「値上げするなら袋の大きさも変えるべきだ」「価格は高くなってもいいから、容量を増やしたリッチスタイルの商品も併売してほしい」といった具体的な要望も出ている。

一方で、ポテトチップス市場全体に対する変化を懸念する声もある。例えば、競合メーカーの小池屋のポテトチップスに対して「味が変わり、カルビーしか選択肢がない」と感じる消費者もいる。しかし、カルビーの製品も容量が減り続けるため、「最近はプライベートブランド(PB)商品に切り替えた」との意見もある。かつては100グラムほど入っていたポテトチップスが、今では大袋でも十分とは言えなくなり、価格と満足度のバランスが崩れつつあるようだ。

内容を減らしての値上げはやめてほしい

このように、カルビーのポテトチップスの実質値上げは、消費者の購買意識にも影響を及ぼしている。「値上げをするならば、せめてどちらか一方にしてほしい」「内容量を減らしながら値上げするのはやめてほしい」という声が多く聞かれる。今後、ポテトチップスのレギュラーサイズが、かつての小袋サイズと同じくらいになってしまうのではないかという懸念もある。消費者としては、「値上げは仕方ないが、それならば量を減らすのではなく、価格を上げてしっかりとした内容量を維持してほしい」というのが本音なのかもしれない。

結局のところ、カルビーの決定は、今後のスナック市場にどのような影響を与えるのか、また消費者がどのような選択をするのかという点で注目を集めている。

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