主婦を狙う点検商法にだまされないために

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点検商法とは、業者が「無料点検」や「定期点検」を口実に訪問し、不要な修理や高額な契約を迫る手口です。特に主婦を狙ったケースが多いため、以下の具体例を紹介します。

1. 屋根や外壁の点検詐欺

「近くで工事をしていて、お宅の屋根が浮いているのが見えました」と訪問。無料点検の後、「すぐに修理しないと雨漏りします」と不安を煽り、高額な工事を契約させる。

1. 屋根や外壁の点検詐欺の対処法

その場で契約しない:突然の訪問で修理を勧められても即決せず、家族や信頼できる業者に相談する。
相見積もりを取る:リフォーム会社や工務店に依頼し、複数の見積もりを比較する。
屋根の状態を自分で確認する:業者に勝手に屋根に上らせないよう注意する。写真を見せられても、自分で確かめるまでは信用しない。

2. シロアリ駆除の偽点検

「この地域でシロアリ被害が増えています」と無料点検を提案。床下を見せてもらうと、「すでに被害が進んでいます」と嘘をつき、高額な駆除サービスを押し売りする。

2. シロアリ駆除の偽点検の対処法

「無料点検」に応じない:突然の訪問や電話勧誘の点検はほぼ詐欺。信頼できる業者に依頼する。
証拠を求める:「被害が出ている」と言われたら、写真や具体的な証拠を提示してもらう。ただし、証拠写真は偽物の場合もあるので慎重に判断する。
自治体の相談窓口を利用する:不安な場合は、市区町村の消費生活センターなどに相談する。

3. 給湯器やエアコンの点検詐欺

「メーカーの定期点検で訪問しました」と偽り、給湯器やエアコンの部品劣化を指摘。「交換しないと危険」と脅し、高額な修理や新品の購入を勧める。

3. 給湯器やエアコンの点検詐欺の対処法

メーカーの公式点検か確認する:突然の訪問業者ではなく、製造元のメーカーに問い合わせる。
その場で交換しない:給湯器やエアコンの寿命は10~15年程度。交換が必要かどうかは、普段の使用状況を考えて判断する。
業者の名刺をもらい、連絡先を調べる:詐欺業者の場合、名刺に書かれた連絡先が架空だったり、実態がなかったりすることが多い。

4. 水道管のトラブル商法

「水道局の委託業者です」と名乗り、「水道管が古くなっているので交換が必要」と説明。実際には問題がないのに、不安を煽って高額な工事契約を結ばせる。

4. 水道管のトラブル商法の対処法

水道局に直接確認する:本当に点検が必要かどうか、水道局に問い合わせる。水道局が勝手に業者を派遣することはない。
水道工事は指定業者に依頼する:水道局の公式サイトで「指定給水装置工事事業者」を調べ、信頼できる業者に点検を依頼する。
契約書をよく確認する:高額な工事を迫られた場合、書類を持ち帰って家族や専門家と相談する。

5. 火災報知器や消火器の点検商法

「法律で設置が義務付けられています」と言い、必要のない火災報知器や消火器を高額で売りつける。消防署を装うケースもあり、特に高齢者や主婦が狙われやすい。

5. 火災報知器や消火器の点検商法の対処法

消防署の職員を装っていないか確認する:消防署の職員が個別に火災報知器の販売や点検を行うことはない。疑わしい場合は、消防署に問い合わせる。
法律を確認する:「法律で義務」と言われたら、どの法律のどの条文なのかを聞く。法律の内容を自分で調べてみる。
不要なら断る:必要のない製品を売りつけられそうになったら、きっぱりと「不要です」と断る。

このような点検商法を防ぐには、訪問業者をすぐに信用せず、家族や専門業者に相談することが重要です。

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