人間関係や仕事の場面で、気づかないうちに周囲の人と自分を比べてしまう人が多いです。自分もそうでした。SNSの普及によって、他人の生活が簡単に目に入るようになり、以前よりも比較が起きやすい環境になりました。
学校では人はすべて皆「平等」だと教えます。しかし実際に社会にでてみるとどうもそうでは無いようなことに気づかされます。社会でいわゆる地位の高い人や金持ちになるとほとんどの場合、衣食住が違うし、周りからの待遇も違います。日本のほとんどの家庭は中流意識を持っていますがどの程度が中流なのかはっきりとはしていません。
そのため、日常の中で周りと比較する行動が習慣になりやすく、自分の気持ちが落ち込みやすくなる人も増えています。日本はいまもって「名と恥 」の意識がまだ残っているように思います。
1. 周りと比較する習慣が生まれる理由
1-1. 比較が習慣になる仕組み
周囲と比べる行動が習慣になる背景には、人間が持つ自然な心理があります。
人は自分の立ち位置を知るために周囲の状況を確認する傾向があります。
その行動自体は悪いものではありませんが、日常の中で頻繁に行うようになると、自分の価値を他人の基準で判断するようになり、心が疲れやすくなります。
比較が習慣になる理由の一つは、成功している人の姿が目に入りやすい環境が整っている点です。
自分の生活と他人の成果を同じ土俵で比べてしまい、自信を失いやすくなります。また、比較が続くと脳がその行動を「日常の流れ」として覚えてしまい、意識しなくても比べるようになります。
習慣として定着すると、気持ちが落ち込む場面が増え、行動の幅が狭くなることもあります。
自分のペースで進んでいるはずなのに、他人のスピードが気になり、焦りが生まれます。ここでよく心に発生するのが「ねたみ」の思いです。
1-2. 比較が心に与える影響
周囲と比べる行動が続くと、心にさまざまな負担が積み重なります。
まず、自分の良い部分よりも足りない部分に意識が向きやすくなり、自己評価が下がりやすくなります。本来は十分に頑張っているのに、他人の成果が目に入ることで、自分の努力が小さく感じられることがあります。
さらに、比較が続くと「自分はうまくいっていない」という思い込みが生まれます。
思い込みが強くなると、挑戦する意欲が下がり、行動が消極的になることがあります。
本来ならできることでも、気持ちが弱くなってしまい、行動に移せなくなる場合もあります。
また、比較は人間関係にも影響を与えます。
周囲の人をライバルのように感じてしまい、素直に応援できなくなることがあります。
その結果、信頼関係が築きにくくなり、孤独感が強くなることもあります。
心の負担が積み重なると、日常の楽しさを感じにくくなります。
小さな成功や喜びに気づきにくくなり、満足感が得られない状態が続きます。
比較が心に与える影響を理解することで、自分を守るための行動が取りやすくなります。
2. 周りと比較する習慣をやめるための考え方
2-1. 自分の基準を持つ
比較する習慣をやめるためには、自分の基準を持つことが大切です。
他人の基準で自分を判断すると、どれだけ努力しても満足しなくなります。自分が大切にしたい価値観や目標を明確にすると、周囲の状況に振り回されにくくなります。
自分の基準を持つためには、日常の中で「自分がどうしたいか」を意識する時間を作ることが役立ちます。例えば、仕事での目標を他人の成果ではなく、自分の成長に合わせて設定する方法があります。小さな進歩,小さな成功体験でも、自分の基準で見れば大きな意味を持ちます。例えばトイレ掃除でも毎日、自分の部屋を掃除したりゴミ箱を片付けたりでこれも一つの成功体験であり小さな進歩です。1ヶ月もトイレの掃除もゴミ出しもしなければ家中がゴミだらけになってしまいます。
2-2. 自分のペースを大切にする
比較をやめるためには、自分のペースを大切にする姿勢が欠かせません。
人生の進み方は人によって異なり、同じ道を歩む人は存在しません。
そのため、他人のスピードと自分のスピードを比べても意味がありません。
自分のペースを大切にするためには、日常の中で「今の自分にできること」に意識を向けることが役立ちます。
大きな目標を追うよりも、今日できる小さな行動に集中すると、気持ちが安定しやすくなります。
小さな積み重ねが自信につながり、比較する必要がなくなっていきます。
また、自分のペースを守ることで、心の余裕が生まれます。
余裕があると、周囲の状況に振り回されず、自分の価値をしっかり感じられるようになります。
その結果、比較する習慣が自然と薄れていきます。
3. 比較する習慣をやめるための行動方法
3-1. 情報との距離を調整する
比較をやめるためには、情報との距離を調整することが効果的です。
SNSやネット上の情報は便利ですが、他人の成功が強調されやすく、自分の気持ちが揺れやすくなります。
そのため、情報を受け取る量を調整すると、心が落ち着きやすくなります。
時間を区切ることで、必要以上に他人の生活を見なくなり、自分の時間を大切にできます。
また、気持ちが落ち込みやすい時期は、意識的に距離を置くことも役立ちます。
情報との距離を調整すると、自分の生活に集中しやすくなり、比較する習慣が減っていきます。
3-2. 自分の成長を記録する
比較をやめるためには、自分の成長を記録する方法が効果的です。
他人の成果ではなく、自分の進歩に意識を向ける習慣が身につきます。
記録する内容は、日常の小さな成功で十分です。
例えば、できたことを一日の終わりに書き出す方法があります。メモ程度でいいのです。
小さな行動でも、積み重ねると大きな自信につながります。
自分の成長を見える形にすると、比較する必要がなくなり、自分の価値を感じやすくなります。記録を続けることで、自分のペースで進んでいる実感が生まれ、心が安定しやすくなります。
私は5年カレンダ-のノ-トを使って日記というよりはメモを書いています。あのとき何があったのか書いていないとそのことがあったのは覚えているけれどいつだったかがわからなくなってしまうからです。



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