ネットフリマやプレゼントの発送など、「小さな荷物を安く・安心して送りたい」と思ったときに便利なのがヤマト運輸の「宅急便コンパクト」。しかし実際に送ろうとすると、「専用BOXってどこに売ってるの?」「コンビニでも買えるの?」と疑問に思う人が多いようです。宅急便コンパクトは、普通の段ボールや紙袋では送れず、専用の箱(または薄型BOX)が必要になります。しかもこの専用資材は、購入できる場所が限られているため、知らないと当日発送できないことも。この記事では、宅急便コンパクト専用BOXを購入できる場所(ヤマト営業所・コンビニ・ネット通販など)を詳しく解説し、どこで買うのが便利かも紹介します。初めて利用する人でも迷わず準備できるよう、実際の購入方法や注意点もあわせてチェックしていきましょう。
ヤマト運輸のペ-ジから
宅急便コンパクトの発送には専用ボックスが必要です
専用ボックス(ダンボール製)のご案内
| 宅急便コンパクト専用BOX | 宅急便コンパクト薄型専用BOX | |
|---|---|---|
| 金額 | 70円(税込み) | |
| 外観 |
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| サイズ | 縦20cm・横25cm・高さ5cm (内寸:縦19.3cm・横24.7cm・高さ4.7cm) |
縦24.8cm・横34cm (内寸:縦24cm・横33.2cm) ※A4コピー用紙100枚程度の収納に最適です |
| 重さ | 特に規定はございません。 | |
| 特徴・目安 | 化粧品や小物などを送るのに適しています。 | A4サイズの冊子などを送るのに適しています。 |
| 配達方法 | 手渡し | |
ヤマト運輸営業所、取扱店にて販売しています(一部取扱店除く)
- ※宅急便コンパクト専用BOX以外の、量販店等で販売されているBOXは同等サイズであっても、宅急便コンパクトとしてお預かりできません。
一度使用した専用BOXおよび薄型専用BOXは、強度が弱くなる可能性があるため、一度限りのご利用をお願いします。
1.宅急便コンパクトは専用BOX以外では送れない
1-1 専用BOXと専用薄型BOXの違いを確認しよう
宅急便コンパクトには「専用BOX」と「専用薄型BOX」の2種類があります。専用BOXは立体的な形状で、厚みのある雑貨や小物などを送るのに向いています。一方、専用薄型BOXは書類や衣類、薄手の品物に適したスリムタイプです。料金はどちらも同じですが、サイズや形が異なるため、荷物の内容に合わせて選ぶことが大切です。無理に詰め込むとふたが閉まらず、受付できないこともあるため、事前にサイズ感を確認しておきましょう。どちらもヤマト運輸の公式資材として販売されています。
1-2 市販の箱や封筒では受付不可
宅急便コンパクトは、ヤマト運輸が指定する専用資材を使わなければ発送できません。見た目が似たサイズの市販段ボールや封筒を使っても受付してもらえず、持ち込み時に再梱包を求められることもあります。これは、専用BOXが機械仕分けや輸送中の安全性を考慮して設計されているためです。特にメルカリなどのフリマアプリを利用する際も、宅急便コンパクトを選んだ場合は必ず専用BOXを使用する必要があります。手間を減らすためにも、発送前に正しい資材を用意しておきましょう。
1-3 BOXは購入場所でのみ入手可能
専用BOXは、どこでも購入できるわけではありません。主な販売場所は、ヤマト運輸の営業所・セブンイレブン・ファミリーマートなどのヤマト取扱コンビニ、そして公式オンラインショップ「ネコハコ」です。販売価格は1箱70円前後で、コンビニでは一部店舗のみ取り扱っている場合もあります。そのため、確実に入手したい場合は事前に在庫を確認しておくのがおすすめです。また、複数枚まとめて購入しておくと、急な発送にもすぐ対応でき便利です。
1-4 再利用や折り曲げはNG
宅急便コンパクトの専用BOXは、一度使用したものを再利用することはできません。配送時にバーコードが印字されているため、再使用するとシステム上でエラーが出る可能性があります。また、折りたたんで保管しても、折り目や歪みがつくと正常に閉まらなくなることがあります。ヤマト運輸では安全輸送を目的に、破損・汚れ・変形したBOXでの発送を禁止しています。コストを抑えたい気持ちは理解できますが、確実に届けるためには新しい専用BOXを使うのが基本です。
2.BOXのサイズオーバーや破損に注意
2-1 ふたがしっかり閉まらないと発送できない
宅急便コンパクトでは、専用BOXのふたがきちんと閉まっていることが発送の条件です。ふたが浮いていたり、テープで無理に固定している状態では受け付けてもらえません。これは、ヤマト運輸の仕分け機械でスムーズに処理できるよう、形状が一定であることが求められるためです。荷物を詰め込みすぎるとふたが閉まらなくなるため、サイズに余裕のあるBOXを選ぶことが大切です。箱のふたが自然にぴったり閉まる状態であれば、輸送中の破損リスクも減らせます。
2-2 重すぎる荷物は中身破損の原因に
宅急便コンパクトは小型の荷物を想定したサービスのため、あまり重いものを入れると中身や箱が破損する恐れがあります。特に陶器やガラス製品などの割れやすい物は、重量が偏ると輸送中の衝撃で壊れやすくなります。専用BOXは頑丈ですが、過剰な重量に耐える構造ではありません。発送前に内容物の重さを確認し、必要に応じて通常の宅急便サイズに切り替えるのが安全です。荷物の形状や重さに合った発送方法を選ぶことが、トラブルを防ぐ第一歩です。
2-3 中身の保護には緩衝材を活用する
小さな箱だからといって油断せず、中身をしっかり守るために緩衝材を使いましょう。宅急便コンパクトのBOXは厚みがあるとはいえ、配送中に上下左右からの衝撃を受ける可能性があります。特に壊れやすい雑貨や電子機器などは、プチプチ(エアキャップ)や新聞紙などで包み、隙間を埋めるように梱包するのが基本です。また、中で動かないように固定することも重要です。荷物が中で動かない状態にすれば、破損や擦れのリスクを大幅に減らせます。
2-4 雨や湿気にも注意
宅急便コンパクトの専用BOXは紙製のため、水濡れや湿気に弱い点にも注意が必要です。雨の日に外での受け渡しや長時間の持ち歩きをすると、箱がふやけて形が崩れやすくなります。中身を守るためには、ビニール袋やラップなどで包んでから箱に入れると安心です。さらに、屋外での一時保管や車内の湿気にも気をつけましょう。配送中の濡れによる破損は補償対象外になることもあるため、防水対策をしてから発送するのがおすすめです。
3. 送料とBOX代は別料金になる
3-1 専用BOXは購入時に料金が発生する
宅急便コンパクトを利用する際には、まず専用BOXの購入が必要です。BOX代は1箱あたり約70円(税込)で、発送時の送料とは別にかかります。購入できるのは、ヤマト運輸営業所・セブンイレブン・ファミリーマートなどの取扱コンビニ、またはヤマト公式の「ネコハコ」オンラインショップです。購入したBOXは返金不可のため、使う分だけ用意するのが賢明です。BOX代は一度限りの費用ですが、再利用できないため、複数回発送する人はまとめ買いもおすすめです。
3-2 送料は発送元と送り先で金額が変わる
宅急便コンパクトの送料は全国一律ではなく、発送元と送り先の距離によって変動します。たとえば同一地域内の発送は安く、遠方の都道府県宛ては料金が高くなります。また、営業所やコンビニに直接持ち込む場合と、集荷を依頼する場合でも料金が異なります。さらに、フリマアプリを利用する際は、匿名配送などの特別料金が適用される場合もあります。事前に公式サイトやアプリで料金を確認し、コストを見積もっておくことが大切です。
3-3 フリマアプリ利用時は送料込み設定に注意
メルカリやラクマなどのフリマアプリでは、宅急便コンパクトの送料が自動計算される仕組みになっていますが、販売価格に「送料込み」を設定する場合は注意が必要です。特に匿名配送を選ぶと、出品者が送料を負担するケースが多く、実際の利益が減ることがあります。専用BOX代も含めてコスト計算を行い、適正な販売価格を設定することがポイントです。送料や資材代を見落とすと、思わぬ赤字になることもあるため、出品前に確認しておきましょう。
3-4 着払い時もBOX代は自己負担
宅急便コンパクトを着払いで送る場合、送料は受取人が支払いますが、専用BOX代は発送者が負担する仕組みです。つまり、送り手はBOX購入時に費用を支払う必要があります。また、着払い伝票を使用する際は、宛先や差出人情報を正確に記入することが求められます。フリマアプリなどでは着払い対応が制限されている場合もあるため、事前に利用条件を確認しましょう。BOX代は小さな金額でも積み重なるため、発送回数が多い人はまとめ買いで管理するのもおすすめです。
4. 取り扱いできるコンビニとできないコンビニがある
4-1 セブンイレブンとファミリーマートは対応
宅急便コンパクトは、ヤマト運輸と提携しているセブンイレブンとファミリーマートで利用可能です。どちらの店舗でも、専用BOXの購入から発送手続きまでワンストップで行えます。レジで「宅急便コンパクトを送りたい」と伝えれば、専用資材を購入でき、送り状の発行や支払いもその場で完結します。24時間営業の店舗が多いため、忙しい人でも自分のペースで発送できるのがメリットです。ただし、レジの混雑時や深夜帯は対応できない店舗もあるため、時間帯に余裕をもって訪れるとスムーズです。
4-2 ローソン・ミニストップでは非対応
ローソンやミニストップは日本郵便と提携しており、ヤマト運輸の宅急便や宅急便コンパクトの取り扱いはしていません。そのため、ヤマト関連の伝票や専用BOXを持ち込んでも発送することはできません。もしローソンから小型荷物を送りたい場合は、日本郵便の「ゆうパケットプラス」や「レターパック」を利用することになります。コンビニによって提携先が異なるため、「近くの店舗ならどこでもOK」と思い込まず、発送前に必ず対応サービスを確認することが重要です。
4-3 一部店舗では資材販売のみ実施
セブンイレブンやファミリーマートの中には、宅急便コンパクトの専用BOXを販売しているものの、発送受付自体を行っていない店舗もあります。特に小規模店やフランチャイズ店舗では、資材販売のみの対応になっていることがあります。そのため、購入はできてもその場で発送できないケースがあるため注意が必要です。確実に発送したい場合は、ヤマト運輸の公式サイトから「宅急便取扱店検索」で対応店舗を確認しておくと安心です。無駄な移動を減らせます。
4-4 コンビニからの集荷時間を確認しておく
コンビニに荷物を持ち込む際は、ヤマト運輸の集荷時間を事前に確認しておくことが大切です。店舗によっては、1日数回しか集荷が行われず、夜間に出すと翌日扱いになる場合があります。特に急ぎの発送やフリマ取引で到着期限がある場合は、集荷時間を過ぎるとトラブルの原因になりかねません。レジスタッフに「今日の集荷は何時ですか?」と確認しておくと安心です。早めに持ち込めば、スムーズに翌日配達にも対応でき、受取人にも好印象を与えられます。
5. 着払い・匿名配送の条件を確認しよう
5-1 着払いは送り主情報の記入が必須
宅急便コンパクトを着払いで送る場合、送り主の情報を必ず正確に記入する必要があります。宛先だけで発送することはできず、送り主欄が空欄だと受付を拒否されることもあります。これは、荷物が配達できなかった際に返送先として必要になるためです。また、住所や電話番号が誤っていると、返送が遅れる原因にもなります。個人情報を伏せたい場合でも、最低限の記載は必須です。特にフリマ取引で着払いを利用する際は、取引相手の了承を得てから発送するのがマナーです。
5-2 匿名配送は対応アプリでのみ利用可能
匿名配送を利用できるのは、メルカリ・ラクマ・ヤフオク! など、ヤマト運輸とシステム連携しているフリマアプリに限られます。これらのアプリでは、購入者と出品者の住所や氏名を非公開のまま配送できる仕組みが整っています。通常の営業所やコンビニから個人で匿名発送することはできません。アプリ内で専用のQRコードを発行し、対応店舗でスキャンして送り状を印刷する流れになります。非対応アプリや手書き伝票では匿名配送にならない点に注意しましょう。
5-3 送り状の発行方法を間違えない
宅急便コンパクトでは、送り状の種類や発行方法を正しく選ぶことが重要です。手書きの送り状を使用する場合は、宛名・住所・電話番号を明確に記入する必要があります。一方、フリマアプリを利用して発送する場合は、アプリ内でQRコードを発行し、対応店舗の端末でスキャンして送り状を自動印刷します。発行手順を誤ると、匿名配送が無効になったり、取引がキャンセルされる恐れがあります。初めての利用時は、公式ガイドや店舗スタッフに確認すると安心です。
5-4 受取人情報の変更や再発送は制限あり
匿名配送を利用した場合、受取人や送り主の個人情報は非公開のため、配送後に宛先の変更や再発送を行うことはできません。住所間違いがあると、荷物が返送されるか取引が中止になることもあります。また、再配達の際も、受取人本人が連絡を取らなければ対応できません。通常配送ならば転送手続きも可能ですが、匿名配送では個人情報保護のため制限が厳しくなっています。発送前に宛先情報や配送方法をしっかり確認し、トラブルを未然に防ぐことが大切です。





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